社会福祉法人難波福祉会 介護老人保健施設 雅秀苑

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口腔ケア研修 ~義歯の必要性について~

2021年01月21日

口腔ケア研修 ~義歯の必要性について~

新年 明けまして おめでとうございます。 本年は皆様にとって良い年であるように願っています。
さて、今回は令和2年12月07日(月)に開催されました口腔研修の様子をご紹介します。

雅秀苑では、ハローデンタル様(訪問歯科)が定期的に訪問して利用者様の口腔内の衛生管理をしてくださっています。 その訪問歯科の先生を講師に迎えて、義歯についてと題しまして義歯の必要性と義歯の管理法について教えてもらいました。

義歯と言っても数種類あり、ブリッジ、インプラント、入れ歯(義歯)と種類があります。
なぜそんなに種類があるかと言いますと、基本的に義歯はどんな場所にでも作ることが可能であり、その数種類を使い分けて必要な箇所に制作します。
また、義歯は歯の治療とは違い、口を大きくあけながら治療することがなく、そのもの自体を取り出して修理調整することができると言うメリットがあります。

総入れ歯ともなると、完全に製作するのに約2週間もの期間がかかります。
なぜそこまで時間がかかるのか、もちろん保険制度の問題もありますが、その人の口腔内(お口の中)の情報を正確に知ることが必要になるため、それなりの期間が必要になります。
色々なプロセスを経て義歯は完成を迎えるのですが、義歯を使用し食事をしたとしても昔のように100%の機能回復は難しいそうで、30%~50%程しか回復は見込めないそうです。
理由として、その人の適応力や慣れや調整が必要になるからです。
それでも、物を咬んで飲み込む、食事を楽しむ事が出来たら幸せですよね。

義歯の管理方法ですが、就寝時や未使用時にはコップまたは、義歯ケースの中に水を張り
そこへ義歯を浸けて保管します。
なぜかと言いますと、義歯の歯茎の部分が乾燥により劣化や変形したりします。
また、義歯ケースの中は雑菌の繁殖により、カビなどが発生しやすい環境になるため毎日洗浄して清潔を保つことが必要になります。

ポリグリップ(義歯安定剤)を使用している方がいらっしゃいますが、基本的にポリグリップは使用しないほうがいいらしいです。 ポリグリップがお口の中の衛生環境を悪くするリスクがあり、義歯が合わないまま使用する事で義歯の破損や、顎の骨に過度な負担を与えてしまいます。義歯が合わない時は歯医者さんで調整することが大事です。
また、義歯を使わず放置していると、義歯が合わなくなり再度作り直しが必要になるために
お金や時間がムダになってしまいます。

最後に義歯の必要性についてお話します。 なぜ義歯が必要かと言いますと
食べる楽しみや、物を飲み込みやすくする(嚥下機能の確保)、自歯が全て無くなった時の
見た目の良さ(審美面)
食べる楽しみがなくなってしまうと嫌ですよね?
美味しい物、四季折々の料理、地域の特産、やけ食い、すべての欲望を満たしてくれる義歯ってとても必要になってくると思います。

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それでは本年度もここ雅秀苑の勉強会をご紹介できるようにがんばりますのでご声援よろしくお願いします。





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