リスクマネジメント

雅秀苑

2021年02月22日 12:06

~介護職員に必要な見守りとは~


令和3年1月13日に行われた勉強会の様子をご紹介します。

今回は、事故対策委員による「介護職に必要な見守りとは?」と題しましてリスクマネジメントについて考えてみました。
高齢者施設において最も必要とされるサービスの一つに「見守り」があります。
見守りとは、リスクマネジメントの一環で利用者様に安全と安心と安楽を提供するためには必要不可欠です。
では、日頃から見守りを実施している職員に、みなさんが考える見守りとは?と質問してみたところ、「危険を予測する、利用者様の様子を見る、利用者様の様子を見てお手伝いをする、行動の把握、安全確認」と様々な考えが聞けました。
その目的はみなさん一緒で、「利用者様を危険から守ること」と職員の思いが一緒で安心しました。
ただ居るだけ、ただ見ているだけ、これは「監視」になってしまいます。
監視ではなく、見守りを実施するためのポイントをいくつか紹介しました。
見守りを行う前に利用者様を知ること。
利用者様1人1人の情報(体調、ADL、疾患等、)を覚えていつもと様子が違うことに気付けるようにする。
その違いをいち早く察知できる能力を身に着けることが見守りのポイントになります。

以上の点を踏まえて、2つの写真を見てもらい危険な所がないかを考えて発表してもらいました。

 

職員の予測した危険予測は、車椅子にブレーキがかかっているか・テーブルの上に置いているものを利用者様が誤って食べてしまわないか・小さな椅子に利用者様がぶつかってしまわないか・車椅子を自走している方がお部屋に戻って自己移乗してしまわないか・廊下に物がいっぱい置いてあって利用者様がぶつかってしまわないか・車椅子を自走している利用者様が壁にぶつかってしまわないか等、色々な意見を出してくれました。
その危険と判断される個所を安全にすることが必要になります。
「危険を予測し安全な状態を維持することで、利用者様の安心、安全、安楽を提供することができる。」 これが、雅秀苑の見守りの定義となります。

 


雅秀苑では、見守りを実施して利用者様に安心、安全、安楽を提供できるようリスクマネジメントを行っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。





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