認知症ケアについて
7/8に認知症ケアについて苑内研修を行いました。
少しずつではありますが「質の良いケアの提供」を目指し学べる環境ができてきました。
さて、認知症と言えば皆さんどのようなイメージをお持ちですか?から始まり…。
ユマニチュードって聞いた事はありますか?
<ユマニチュードとは>
知的・感情・言語による包括的コミュニケーションに基づいた技法です。
<ユマニチュードが目指すこと>
ユマニチュードは「人とは何か」「ケアをする人とは何か」を問う哲学と、それに基づく実践的な技術から成り立っています。
①この技法の特徴は、ケアの対象となる人の「人間らしさ」を尊重し続けること。
②ケアする人はケアを受ける人にたとえ反応がなくても「あなたを大切に思っています」
「あなたはここにいますよ」というメッセージを発信し続けます。
③具体的には「見る」「話す」「触れる」「立つ」という人間的の特徴に働きかけ、ケアを
受ける人に「自分は人間である」ということを思い出して頂く
④ケアを通じて、言葉によるコミュニケーションが難しい人とポジティブな関係を築いていく
難しそうで簡単?簡単そうで難しいのが認知症ケア。学べば学ぶほど底がない介護の世界。
私たちもまだまだ勉強不足です….だからこそ勉強あるのみ。
続いて~
認知症高齢者の視界の広さってどの程度?トイレットペーパーの芯を目に当てて覗いてみてください。
そこに後ろや横から声を掛けられたら!?
職員からは…。
「全然見えない」「怖い」「声は聞こえるけど急に顔が出てくるとびっくりする」「ドキッとして怒る」という声がでました。
もしかすると叩かれたりすることは高齢者の方の防衛本能ではないでしょうか…。
こんな時、水平に目を合わせて正面から顔を近づけて見つめる時間を長くとってみて下さい。
これがユマニチュードで言う「見る」です。そのあとに優しく話しかける…。
試してみて下さい。
まだまだ勉強会の内容を書きたいところですが、かなーーーーーり長くなるので
この辺りにしておきます(笑)。講義あり、体験ありと充実した1時間でした。
次回の研修会もお楽しみに~!!